★番外編・F1日本GP@鈴鹿 観戦記★
2002.10.11〜13


※現在、このレポとは予選方式などがかなり変わっています。
 また、当然ドライバーのラインナップも変わっています。





フェラーリの快走に熱狂するティフォシたち(嘘)


おわび:009にはほとんど関係ありません



行って来ました、F1日本GP@鈴鹿!!

すっごく楽しかったので、強引ではありますがレポートさせて頂きます☆

分からない単語だらけかと思いますが、興味のある方、無い方、ぜひぜひおつき合いくださいませ〜!



さてさて、サイボーグ009ファンにとって、F1と言えば009島村ジョーの表の顔、「ハリケーン・ジョー」

でしょう(ジェットもレーサーでしたけど)。原作で「ハリケーン・ジョー」が登場するのは多分1966年。

ヨミ編冒頭で登場する車は、日本GPに出走した66年製のポルシェ906(通称カレラ6)のようです。F1じゃ

ないんですね。ちなみにこんな車です。きゃ〜〜〜ほんとだ、まさにこれ! ヒーローぽいvvv

そしてサンデーコミックス版の怪物島編冒頭に出て来るのは、多分66年日本インディ200マイルに出走した

ローラ・フォードもしくはロータス・フォードではないかと。こんな車です。これもF1じゃないですね。

(以上情報提供:ミンクマさま&緋鳥さま)



さてF1。64年にF1進出したホンダが、65年メキシコGPで優勝し、当時はすごく盛りあがっていたんじゃな

いかと思います。その後ホンダはF1を撤退し、79年新ゼロ・80年超銀の時には参戦していませんでした。

ちなみに新ゼロでは、ジョーとジェットはF1のライバルとされています。また超銀ではル・マンを走ってい

るが、ラストで「次のレースはモナコグランプリだ」と言ってます。これはF1ぽい。

ところがF1日本GPは、76年、77年と富士スピードウエイで開催された後、87年の鈴鹿まで実施されていま

せん。つまり、原作・新ゼロ・超銀とも、ジョーはF1レーサーとして鈴鹿を走ったことはないのです。平ゼ

ロ島村は若いくせにぶらぶらしていたり(^_^;)、なんだか訳わからない考古学もどきに手を染めたりしてい

て、どう考えてもF1レーサーになりそうもありませんので(それなのに、あんなカッコつけたオープンカー

を乗り回しているのは何故?)、結局「ハリケーン・ジョー」が鈴鹿に現れることはなさそうな。ジョーの

ホームグランプリって、二次創作で何度も読んでいるのですっかり定着している感がありますが、実はそう

いうことなんですね〜。ちょっと残念。



誰もが突っ込む部分ですが、F1レーサーしながら平和を守るなんて、とてもじゃないけどムリムリです。GP

は2週間に1回、その間にテスト走行、マシン開発、その上にスポンサーとのおつき合い・・・忙しすぎです。

それに闘いのたんびに穴を開けられてたんじゃ、チームとしてもたまったもんじゃありません。億単位の金が

動くF1界で、そんなこと許されるハズがありません☆

レース後の車検で体重測ったりするらしいけど、それもクリアできそうにない(ハインリヒはえらい体重らし

いけど、ジョーはどうなの?)。

まぁ、お金は稼げるかな・・・。フェラーリの「皇帝」ミハエル・シューマッハー(以下ミハエル)の年収は

50億円とか。何度も破壊されるギルモア邸とか、ドルフィン号をまかなうために、お金は必要ですね。

それにF1の、マシン性能をギリギリまで向上させると、何故かそれに反してレースがとっても人間くさくなる

ってところが、『サイボーグ009』のマンガ世界に非常に合うと私は思うのです。

なんといっても、世界にたった20名しかいないF1レーサーなんて、素敵じゃないですかvv

あーやっぱり見たいな「ハリケーン・ジョー」。どんなに矛盾があってもいいじゃない?

「そのとおり。これは少年まんがさ」by 009。



★金曜日・フリー走行★




2002年10月11日(金)。グランプリウィークの始まりです。

金曜日はフリー走行。土曜の予選、そして日曜本戦に向けて、走らせながら車のセッティングを煮詰めていく

のです。タイムも出るので、誰が調子いいかが分かります。だけどフリー走行がいいからといって、予選・本

戦がいいとは限らないのが面白いところなんだな〜。どうせ行くなら、本戦だけじゃなくフリー走行から観な

くっちゃね♪ というわけで早朝に出発し、鈴鹿サーキットランドに到着したのはお昼前。

彼方から、エキゾーストノートが聞こえて来ます!!!

駐車場を越え、遊園地を越え、サーキット内へ。どんどん大きくなる音に、大〜興〜奮! 「なんてったって

エキゾーストノートがスゴイ」と人からは何度も聞いてたけど、これホントにスゴイです☆ TVとは全然比べ

ものになりません! 表記すると、フォンッとか、パーーーーーンッとか。ピット内で方向転換する時のグワ

アアアアアッって爆音、ギアチェンジのバフバフいう音。カッコイイ〜〜〜〜(≧▽≦)

とにかく急いで自分の指定席へ。今回初体験ということで、ピットのよく見えるS2席をフンパツ! きゃ〜。

お陰で旅費+チケット代で、10万以上(@_@;) F1観戦は、実に実にお金がかかりまふ(-_-;)



ああっでも、なんと目の前がPP(ポールポジション)! しかも上位3チーム(フェラーリ、マクラーレン・

メルセデス、ウィリアムズBMW)のピット丸見え!!

ウィリアムズのピットなんか、奥の壁まで丸ハダカ!!! ミハエルの実弟ラルフ・シューマッハー(以下

ラルフ)の表情まで肉眼で分かる〜(;_;) 「コロンビアの暴れん坊」ファンパブロ・モントーヤ (以下モンち

ゃん)の浅黒い顔もバッチリです〜。

おおっと、川井ちゃん発見!! フジTVピットレポーターの、川井ちゃんこと川井一仁氏は、鈴木保奈美の元

ダンナって方が知ってる人多いかも。戻ってきたマクラーレンの「若きフライングフィン」キミ・ライコネン

(以下キミ)のタイヤを、身をかがめて見ています。あっブリジストンのエンジニアも、あちこちのピットに

遠征して、やはりタイヤをのぞき込んでる。

F1でタイヤってとっても重要なんです。現在、ブリジストンとミシュランの間でタイヤ戦争が勃発。ブリジス

トンはフェラーリと組んで連勝してるけど、ユーザーはミシュランの方が多いし、気温が上がるとミシュラン

の方が有利だったり。川井ちゃんの重要なお仕事が、各チームがどんなタイヤ(ソフトか、ハードか)を使っ

ているか調査することなんですね〜。一体どこからレポートしてるのか疑問だったけど、あんなふうにピット

前をうろうろしてるのね。時々なにやらメモしながら。

フェラーリ、ウィリアムズ、ルノーのスタッフが、手にした資料をつき合わせてお喋りしています。敵同士で

も情報交換するのね。路面温度かしら・・・。

興奮と観察のうちに、フリー走行終了。

ミハエルはトラブル発生でほとんど走れず、モンちゃんはクラッシュ。若干22歳、2年目のキミがトップタイ

ムでした。キミは本当に速いです。もう少し完走率が上がれば、次世代チャンピオンいけるかも? ちなみに

彼は結構可愛いのですが、母国フィンランドでは、鼻のでかさでいまいち男前とはみなされないんですって。



金曜日はまだ人も少ないので、お買い物天国♪ PRブースではマシン展示とキャンペーン、出店もいっぱい出

て各チームのグッズを売っています。とっても華やか! 実は行く前は、フェラーリTシャツ着ていくのがち

ょっと浮かれすぎかな〜恥ずかしいかな〜と思っていたのですが、行ってみたらグッズ身につけてない人の方

が珍しいくらい。高価なピットシャツ着てる人が随分います。ほとんどコスプレ会場のよう(^_^;) やっぱ1年

に1回のお祭りだからですかね〜。改めて、F1のマニア性を実感してしまいました。

それにしても、フェラーリが独走しすぎでかなり批判を浴びてるとか言うけど、やっぱり一番人気はフェラー

リなんじゃん。オフィシャルショップは長蛇の列、場内は真っ赤なティフォシ(フェラーリファンのこと)が

わんさかいますよ。

F1グッズって、街でも使えるcoolなモノがいっぱいあって楽しいです。あんまりキャラキャラしてないのね。

私も、フェラーリTシャツと、ビバンダム(ミシュランのキャラクター。タイヤ男)のトートを買いました♪

ビブちゃんグッズは、さすがおフランスだけあって、どれも媚びない可愛さ。ブリジストン、グッズでは完全

に負けてます。

ホンダブースに黒山の人だかり。何かと思ったら、キャンギャルの撮影会ですよ。白い水着に笑顔バッチリの

お姉さんたちに群がる、カメコたち(^_^;) す、すごい熱気です。あの〜、間違っても、彼女たちが君たちを振

り返ることはないと思うんだけど・・・。



***



余談ですが。買い出しに出かけたスーパーマーケットで、食玩『石ノ森コレクション』を見つけ、毎日通って

6個も買ってしまった私っていったい・・・(/+_+;)

鈴鹿まで来て、いったい何をしているんだか。

嗚呼、自分のオタク根性と、クジ運のなさが憎い・・・。


やっと手に入れたジローvv ハカイダーはあきらめました(涙)





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