★ダイジェスト★
アンドロイドで編成された宇宙連邦秘密警察のアルファベット戦隊に所属する
「V」は、仲間の死に涙を流すような変わったアンドロイド。
本来Vの出来は、余り良くなかった・・・のだが、
ある日の任務中、Vは宇宙から逃げてきた生命体「ペペル」と出会って、
成り行き上ペペルをその体に住ませてやることになり、
その見返りに彼の協力を得て優秀なアンドロイドに変身する。
そして、同じく宇宙生命体の「モコ」と共存する犬のロボ達と共に、
木星第4衛星のドームシティでのロボット反乱事件や、火星大使の娘誘拐事件など、
難事件を次々に解決していく。
【まつもと記】
★入手状況(2003年12月現在)★
新刊で購入可能。秋田文庫:定価590円
【人参のしっぽ記】
秋田文庫で新刊が購入できます。
サンデーコミックス版もわりと入手しやすいですね。
【緋鳥記】
<秋田文庫の付録>
すがやみつる氏『解説−SF伝導師としての石ノ森章太郎−』4P
【るな記】
★ここがオススメ!!★
丸くておっきい目に片目隠し前髪。お茶目な行動。
アルファベット部隊訓練生で落ちこぼれのアンドロイドV。
初期絵のジョーが好きなひとならきっと気に入ります。
アンドロイド=ヒト型ロボットのくせに仲間を失えば涙をみせる(理由はあるんですけどね)。
コンビを組む愛犬ロボやアルファベット部隊の教官にツッコまれる天然ぶりが可愛い♪♪♪
性格けっこうオトボケです。悪役の最期をみといて「あっ博士が死んだ」←あの…それって(ーー;)
思うに009も書き出しはこの程度のものだったのかも。
発表してみて当たれば続けよう、ぐらいの気持ちではないのかな。
それが堂々ライフワークと呼ばれる作品になるとは、この当時の先生は思ってもみなかったでしょう。
Vは火星大使の娘リタちゃんとのロマンスも楽しい。
どーでもいいことですが、リタちゃんの愛犬チコ。
私、超銀でのピララ(女王タマラのペット)に見えてしょうがありません(爆)
illustrated by 人参のしっぽ
危険だからと外出をとめるV 詰め寄るリタちゃん
二人の間で困り顔のリタパパ(火星大使)…お気に入り場面です (^^ゞ
ところでこのコスチュームをどこかで見てませんか。
平ゼロ『英雄の条件』ジェットのヒーロー願望入りまくり空想話[サイボーグ002]
あれはアンドロイドVの色違いなんだそうです。ところが紺野さんブルーには考えていなかった。
upされたのは服が青かったのでびっくりしたそうです。
「青はダメなんですよ。こんくるーじょんを連想するから・・・」
こ、紺野さん何があったんですか??
先生の構想ノート読むと、青がダメになるほどなんですか〜〜?!
そのコメントすごく気になります・・・
【人参のしっぽ記:評価★★★★☆】
登場キャラクター中アンドロイドVが009似、アンドロイドKが004似です。
また、敵に002似のキャラも登場。
アンドロイドVの愛らしさから密かにファンの方も多いのではないでしょうか。
またそのコスチュームが『平ゼロ』ジェットの回想シーンでも採用されました。
【緋鳥記:評価★★★★☆】
小学校低学年でも充分楽しめそうな、いかにも1960年代的に楽しいSF冒険活劇マンガ
なんですが、Vが単なる「正義のために行け行けドンドン的ヒーロー」でないのが、
石ノ森漫画らしい魅力でしょう。
それにしてもVの外見は、髪型から何から何まで我らが島村ジョーにそっくりです
(↑実は推薦の大きな動機だったりする)。
てっきり『009』の外伝かと思って、『アンドロイドV』の単行本を買ったのが、
私とこの作品との出会いでした。
『009』以外の石ノ森作品の中に、ジョーそのままの外見のキャラって殆どいないんですよね
(ちびジョーなら『リュウの道』を始め、結構登場するのですが)。
余りにも有名人になって原作者も使いにくかったのでしょうが、
その意味でVは貴重なキャラです(もう一人、ゼロゼロズの誰かとよく似た人が出てきますよ)。
脱線しますが、「人造人間」と「アンドロイド」って意味は同じですが、
『人造人間V』と『アンドロイドキカイダー』じゃあ、今ひとつ手に取る気が
起こらなかったと思います。
『サイボーグ009』もそうですが、石ノ森作品のタイトルの格好良さには、ホントしびれますよね。
【まつもと記:評価★★★☆☆】
と・に・か・く!!
原作初期ジョー好きには た・ま・り・ま・せ・ん♪
キュートなジョーがいっぱい(*≧▽≦*)
ていうかそれはV君なんですけど、もうもうもうジョーとしか思えない!
前髪のスタイリングが違うことなど気にならないくらい、とにかく可愛いんですっっ
illustrated by るな
もう二度と会えないと思っていた、石ノ森先生の描くジョーと再会したかのようで、
涙ちょちょぎれる(死語っすね;)こと請け合いですよ!
例えばですねー。
p41の「あっ!?」ジョー(実はV)でしょv
p46の「い いやだあ」ジョー(実はV)でしょvv
p84の、冷や汗ジョー(実はV)でしょvvv
p113の、照れジョー(実はV)でしょvvvv
(ページはすべて秋田文庫版)
あ〜〜〜〜〜っ しあわせだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ
あと特筆すべきは、どこかでお会いしたような、チョビヒゲの悪役さん。
p234を見るたんびに、彼と一緒に「ワッハハ ワッハハ」と爆笑できます(笑)
もう・・・ジェットったら、お茶目さん!?
【るな記:評価★★★☆☆】
|
|