★ダイジェスト★
少年同盟員「風田サブロウ」のトレーナー的存在、アンドロイド「イライザ」は、
少年同盟所有の飛行機で空中を移動中「パンドラの箱」の伝説を語りだした。
しかし、真実は少々違っているという。
『悪の心が文明を飛躍的に向上させる』という仮説を証明する為に、異星人の科学者が、
人為的に『悪の心』を「地球人類」に植えつけたのだと。
聖書においてエヴァ(イブ)に智慧の実(リンゴ)を食べさせた蛇こそが、
異星人であると彼は言った。
かくして、人類は劇的に文明を進化させ、核戦争により滅んだ…。
このことは何万年かの周期で繰り返され、現在は何度目かの滅びの直前であるという。
一度植えつけられた『悪の心』は中々消えない…
その負の輪廻から人類を抜け出させる為に、『少年同盟』は作られた…
少年達の純粋な心が人類を救う鍵であるとイライザは語った。
ちなみに、その根拠はオーパーツに刻まれた碑文を解読した結果だという。
【緋鳥記】
★入手状況(2004年3月現在)★
一番手に入れやすい双葉文庫版(2001年発行)は
1967年に朝日小学生新聞に連載されたバージョンです。<上下巻:各648円>
【緋鳥記】
★ここがオススメ!!★
少年同盟は『少年』という雑誌に1962年に連載されたバージョンと、
1967年に『朝日小学生新聞』に連載されたバージョンがあります。
前者は非常に入手困難です。
上記エピソードは『朝日小学生新聞』版に含まれます。
こちらのバージョンのラスト近くは非常に絵が乱れています。
おそらくはあまりの忙しさにご本人以外の方が代筆されたようです。
【緋鳥記:評価★★★☆☆】
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