完結編を待ちつつ読みたい石ノ森萬画【完結編準備編】


『ワイルドキャット』
★★★★★★★★★★
(1968〜69年 プレイコミック連載)
双葉文庫名作シリーズ:全2巻/他


★ダイジェスト★

アタイはネネ
お婆ちゃんと森で暮らしてる、だからみなアタイのこと山猫(ワイルドキャット)て呼ぶ。

でもね、K.K.P(ククル・クク・パロマ)って組織のエージェントにスカウトされて
街へ出てきちゃった。
アタイは色んなことができるんだけど、それエスパーとかいうらしいワ。
それで悪い連中のコンドルホーク団と戦うのにアタイたちが必要なんだって。
そんなの知らないーッ。だからって何用なの〜 悪いやつらはこらしめちゃうけど
もう都会って変なことばっかり。

ウフッでも事件は好き。ワリと楽しんじゃう。
K.K.Pにもエンゼル・ジョーみたいにステキな人がいたの♪
彼会いたさにアタイはここに居るみたいなものヨ。
あーあ それなのに目の前にいるのは、ぜーんぜんサエないオトコ。
おなじK.K.Pの伴代三助、ジョーとは大違い。
なんでこんなのと一緒に過ごさなきゃならないのォ。ま、彼も憎めないけれど…

今日も何かが起きそうなのヨ。ワイルドキャットのアタイが感じるの。
ハートとヒップにピクンとネvvv。

【人参のしっぽ記】

      



★入手状況(2003年12月現在)★

双葉文庫で復刻されているので入手は比較的楽(注文可)だと思います。
秋田漫画文庫(古本)だと全巻セット1,200〜1,800円位。

【緋鳥記】



新刊で購入可能。双葉文庫名作シリーズ:全2巻 各600円

【人参のしっぽ記】


  


★ここがオススメ!!★

SF風味のセクシィ路線の先駆け的作品。
ラストのオチがまたなんとも微笑ましいというか(笑)

また、『千の目先生』では悲恋に終わった「カオルと籏野の恋」は
『ワイルドキャット』のラストに置いて見事に補完されています。
(カオル=ネネ)(籏野=エンゼルジョー)と置き換えて見ると面白いです。

「ネネ」illustrated by 緋鳥



また『ワイルドキャット』の外伝ともいうべき『アマゾンベビィ』のヒロイン「ベビィ」は
幼少期から成人に移行する段階で「サナギ」のような形態になります。

【緋鳥記:評価★★★★☆】

          



ナイスバディのネネちゃん。天真爛漫、お色気たっぷり。
ポイポイッと服もブラショーツまでも脱いであっけらかんとフルヌード♪
野性味といえばそうだけど、いや〜ん 目のやり場に困るって(*^_^*;;;
すいません ネネ語録「エッチ ビビンチョ」て何ですか(爆)
話がアダルト路線なので場面真剣味には欠けますけれど、そこは心広ーく持ってください。
こうみえても彼女、超一級の“エスパー戦士”なんですから。

一方、起こる事件はなかなかにシビア。心理戦や催眠攻撃、擬態潜入なんてのも登場。
狼女あり、ファイアースターター(思念発火)あり単に超現象だけでは済まされない??
主人公ネネと相棒?ズッコケ三助との凸凹コンビぶりがテンポよくて好きです。
ネネが惚れちゃうイケメンが 顔こそ違え名前が(エンゼル)ジョーなのも◎
こやつオイシイとこだけ登場するのですよー 都合いいったらありゃしない、でも許す。

そうそう、このコーナーで紹介するからには<完結編ネタ>を挙げないとね。
結末には意外な展開と 意味深〜いセリフが待ってます(秘)

【人参のしっぽ記:★★★☆☆】


        


ノリとしては『オースティン・パワーズ』!?
60's的なお色気痛快アクションコメディーです。
一話完結、テンポよく、センスよく(?)、ラストまで読んで思わずニンマリ。
完結編待ちのモヤモヤを解消するには、うってつけの一冊なのです☆

セリフ回しがとにかく楽しくて、おやぢギャグ連発(^_^;;)
@『トランプル』とか大好きですわー。

 illustrated by るな



それにしても・・・。
@『ヤキモチ』、エンゼル・ジョー(どうよこのネーミング?)とネネの"楽しい任務"
三晩に渡っていったい何があったの??
三助じゃなくても、気になって仕方ないって〜〜〜〜〜っっ

【るな記:評価★★★☆☆】



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